2023年06月02日
女性リーダーのための 失敗しないone on one ~4.one on oneを行うために押さえておきたいことは?④~
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
「1on1、どうしたらいいの?」「1on1、うまくいかない」と言った方のお役に立てるような記事をシリーズで御紹介しております。
七回目の今回は、「1on1を行うために押さえておきたいことは?」の4回目です。
まずは復習から。
1on1を行うために押さえておきたいこととして5項目挙げています。
① 1on1の意義を理解しておくこと
② 心理的安全性を確保する
③ 進め方を知っておく
④ スキルを身に着ける
⑤ その他
この四つ目、スキルを身に着けるについて今回はお話しましょう。
1on1ではやはりより良く時間をすごすためにも、一定のスキルを身に着けておく必要があります。
ここでのスキルは、
■ 聴くスキル
■ 質問のスキル
■ フィードバックのスキル
■ 承認のスキル
■ やらされ感を感じさせずに伝えるスキル
です。
では一つずつ見ていきましょう。
■ 聴くスキル
これは基本中の基本です。
なぜなら部下の話を聴くことができなければ、何も前には進まないからです。
口を挟まず、聴いていますか?
否定せずに聴けていますか?
部下が話している‘事柄’だけでなく、本当に話したいこと、部下の状態、それらも聴いていますか?
じっくり話を聴くことは相手の存在自体を承認するということに繋がります。
なぜなら「あなたの話は聴くに値する」と言うメッセージが伝わるからです。
しっかり聴くということを意識していきましょう。
■ 質問のスキル
相手の気づきを促すためにも質問のスキルを上げていく必要があります。
はい/いいえの答えだけを求める質問をしてはいないでしょうか。
部下が深く自分自身の中に答えを取りにいくには、はい/いいえの答えだけでは不十分です。
今まで考えたこともないような質問をされることで、しっかり自分と向き合えることができ、気づきにつながります。
そんな質問のスキルも上げていく必要があります。
■ フィードバックのスキル
フィードバックは何のために行うのか?
それは軌道修正やスピード修正を行うためのものです。
いくらゴールがはっきりしていても現時点での位置がわからなければ、より良い方向・スピードで前に進むことはできません。
「いい」「悪い」ではなく、現時点でのあなたの位置はこういうことですよと伝えるスキルが必要です。
それを聞いて、本人が「このままではいけない」と自ら思うことが大事で、そこに主体性を持ってもらえるかどうかのカギが握られています。
強引なアドバイスやダメ出しは、やる気にはつながらないからです。
■ 承認のスキル
これは部下のエネルギーを高めるものになります。
上司がちゃんと見てくれている、変化に気づいてくれている・・そういったことを感じた部下はどうでしょう。
もっと頑張ろうと思うのではないでしょうか。
しかし相手に合った承認の仕方をしないと、あまり効果はありません。
頑張っても頑張ってもねぎらいの言葉の一つもないことでやる気を失う人もいれば、いちいち何かを言ってこられるのは好きではないという人も。
また、漠然と承認をされてもピンとこない人、他の社員の前で承認を受ける方がモチベーションが上がる人など、相手によって変えていく必要もあるわけです。
この部下はどういう承認が好みなのか?をしっかり見ていく必要があるということです。
■ やらされ感を感じさせずに伝える
部下に主体的に動いてもらうために、気づきを与え、行動も自分で決めさせ・・がいいとはわかっていても、やはり上司として「このようなことを行って欲しい」「このように行って欲しい」と言うことはあると思います。
そんな時には指示や命令をするわけですが、この指示や命令は部下にやらされ感を感じさせ、自分事と捉えられなくなる可能性があります。
人は自分で決めたことには責任を感じます。
よって、部下自身に選択をさせる、自分で決めさせるような伝え方が重要となってきます。
この伝え方が「提案のスキル」だったり「リクエストのスキル」だったりするわけです。
これらを上手に使うことで、部下はやらされ感を感じず、自ら選択して動くことになるわけです。
いかがでしょう?
「スキルを身に着ける」をまとめると、
■ 聴くスキル → 口を挟まない、否定をしないことで相手の存在自体を承認することになる
■ 質問のスキル → はい/いいえで答えられる質問だけではなく、深く自分の中に答えを取りに行く質問をする
■ フィードバックのスキル → 強引なアドバイスやダメ出しではなく、現時点でのあなたの位置はこういうことですよと伝える
■ 承認のスキル → 部下それぞれに合わせた承認をする
■ やらされ感を感じさせずに伝えるスキル → 「提案」や「リクエスト」のスキルで、部下自身に選択をさせる、自分で決めさせる
となります。
ぜひスキルを磨いていってくださいね。

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2023年05月30日
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パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
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2023年05月22日
女性リーダーのための 失敗しないone on one ~4.one on oneを行うために押さえておきたいことは?③~
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
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六回目の今回は、「1on1を行うために押さえておきたいことは?」の三回目です。
まずは復習から。
前々回、押さえておきたいこととして5項目挙げました。
① 1on1の意義を理解しておくこと
② 心理的安全性を確保する
③ 進め方を知っておく
④ スキルを身に着ける
⑤ その他
この三つ目、進め方を知っておくについて今回はお話しましょう。
1on1を有意義なものにするためには、その時間をどのように進めていくかがポイントになってきます。
進め方がわからず、結局毎回ただの面談で終わってしまう・・・と言うことはないでしょうか?
以前書いた通り、1on1は部下の成長のために行うものです。
なので、ただの面談で終わってしまうのはもったいないこと。
まずは1on1で取り扱うテーマを決めましょう。
例えば目標設定、業務や組織における課題、モチベーション、健康状態、プライベート etc....
ここで大切なのは本人にテーマを決めてもらうこと。
上司側から言われたことをやるのはモチベーションが上がりませんし、部下を自分で物事を決められない人間にしてしまいます。
ですので、自分からテーマを持って来てもらうのですが、「わからない」と言う部下もいるでしょう。
そんな時は、初回の1on1で「テーマを決める」ための聞き取りをしていくといいわけです。
何に困っているのか、モチベーションの具合はどうなのか、仕事における自己評価はどうなのか、健康状態やプライベートで気になっていることは何なのか・・・
それらを聞き取りしながら、1on1で取り扱いたいテーマを部下に選んでもらいます。
そして定期的に1on1を受けることで将来的にどうなりたいのかをはっきりさせていきます。
そうすれば、部下に次回までこのことについて考えてくる、意識して日々過ごしてみる等、してもらえますよね。
二回目以降はどうするかと言うと、まず最初はアイスブレイクです。
いきなり本題に入ると話しにくかったりしますので、「最近どう?」とか、季節の話題、今流行っていることなど、話しやすい雰囲気づくりを心がけましょう。
その後、前回からこの日までの振り返りをします。
だいたいは次回までの「宿題」を前回の最後に話して貰う様にしますので、そのことを実行してみての気づきや学び、今後どう活かすのか?を話してもらいます。
その後、この日の本題です。
1on1のテーマに沿って、この日話したいことを部下に尋ねます。
これも部下が決めてその場に持って来るように事前に伝えておくことがポイントです。
最後にこの日の1on1の振り返りをし、次回までに何を試してみるか(宿題)を決めて終了。
もちろんこの宿題も本人に決めて貰います。
これを毎回の1on1セッションで行っていきます。
時間配分としては30~40分の1on1であれば
アイスブレイク 2~3分
前回の振り返り 5~10分
この日の本題 15~20分
振り返り&宿題設定 5分
と言ったところでしょうか。
あと、効果的に部下の成長を促す1on1をするために押さえておいて欲しいのは、話の持っていき方です。
まずは理想の状態と現状をしっかり聞き取ります。
そのことでギャップがはっきりしてきますので、そのギャップの分析をして、行動を決定する。
これで次回までの宿題が設定できるわけですね。
いかがでしょう?
1on1の進め方をまとめると、
■ 初回はテーマセッティング
■ 二回目以降はアイスブレイク → 前回の振り返り → この日の本題 → 振り返り&宿題の設定 (これを毎回繰り返す)
■ 毎回の話の持っていき方としてはゴール設定 → 現状把握 → ギャップ分析 → 行動決定
となります。
ぜひやってみてくださいね。

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