2014年12月16日
人を大きく成長させるには・・・
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
受講生の方とお昼休みに話をしていたら、この方こんなことをおっしゃったのです。
「以前、転職して入った会社が、それはそれはきつくて。
相当へこまされることもありました。
結局1年で辞めることになったのですが、
ここでの学びはその後の自分にとても活かされているので
今では感謝ですけどね」
それを聞いて思い出したのは、私もかつて一年だけやっていた専門学校での仕事。
もう、辛くて辛くて、なんでこんな仕事を引き受けてしまったのかと後悔して、でも、一年だけだから・・次の年の春になったら終わることができるから・・と、ひたすら出口を目指して耐えた一年。
結果的に、この時に「コミュニケーションと言うものは、お互いの‘エネルギーの受け渡し’」と言うことを身をもって知ることができ、グンとコミュニケーションへの学びが深まったのですが。
そしてこの時もう一つ、辛くて辛くてたまらない一年を過ごしたけれど、結果的にとても自分が成長したなと思える体験を思い出したのです。
それは、友人の声掛けで、その友人が副社長的な位置にいる調剤薬局経営をしている会社に入った時のこと。
何店舗かの薬局を経営しているその会社、今で言うと明らかに‘ブラック企業’。
入社した人間の7割は3カ月以内に辞めてしまいます。
勿論そんなことは露ほど知らぬ私は、薬剤師だけれど、調剤が嫌でこの世界から足を引いているので、「本社で在庫管理業務をさせてもらう」と言う条件で入社したのでした。
しかし、研修の名目で現場(薬局)で1カ月程働かされることに。
1カ月の辛抱だからと耐えたのですが、途中、同期で入った薬剤師が3日後には上履きを残したまま来なくなってしまったのにはショックが隠せませんでした。
私も彼女の様に辞めたい・・・
そう思ったのだけれど、友人の口利きで入っているのにそれはできない、いくらここが‘ブラック企業’と3日も経たずにわかったと言えども・・
1カ月半程でやっと本社に戻れ、事務仕事に携わることができたのですが、その後も上手く現場にも駆り出され、辞めたい辞めたいの一心で、何とか冬のボーナスを貰ったら辞めようと決心したのです。
真っ暗なトンネルの遥か遠くに見える出口の小さな明かりを目指して耐えに耐えた一年。
しかし振り返ってみると、実はこの時も自分では相当成長したな、と思えるのです。
それまでそんなに使えなかったパソコンも、独学でかなり使えるようになったし、今まで知らなかった在庫管理の考え方も得ることが出来たのですから。(これはその後何かに活かされると言うことはない知識だったりするのですけれど)
まぁ、どちらにせよ、この二つの経験は私に大きな成長をもたらしてくれたことは確かなのです。
しかし、あくまでも‘1年’と言う区切りをつけた中での出来事。
これがもし、永遠に続くと思ったら・・・耐えられないだろうな~、私。
きっと病気になっちゃう。
やはりぬるま湯に浸かっているだけでは顕著な成長は望めないのでしょう。
多少キツイと思われるところに身を置く方がグッと成長ができるのです。
でも人にはそれぞれ一番成長しやすいやり方と言うものがあるのだと思います。
私の場合、1年と言う期限付きだからこそ耐えられたんだと思いますが、これがいつまでも続くかもしれない・・、終わりはないかもしれない・・・と言う状況だったらと思うとゾっとします。
たぶん精神的に追い詰められるでしょうね。
成長を促すストレスと、それに耐えられる精神力のバランスとを上手く取っていくことで最大の効果が得られるのだと思います。
(今回、この話が部下育成に何かヒントになればと思い、書かせて頂きました・・・)
(今回、この話が部下育成に何かヒントになればと思い、書かせて頂きました・・・)
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