2016年09月

2016年09月29日

`敵’は自分の中にいる? ~推論のはしご~


こんにちは!

パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。




コーチもコーチをつけるのですが、Myコーチと行ったセッションでのことを今回は書こうと思います。



先日、ある仕事をさせていただきました。

私的には、まぁまぁ上手く出来たと手応えを感じた仕事だったのですが、時間が経つにつれ、


「いや、あそこはマズかったんじゃない?」

「クライアントさん、最後は笑顔でお見送りしてくれなかったよね・・」

「あれって、もしかしたらこういうことでは・・?」

 
と、ネガティブなセリフが頭の中に浮かんできて、風船のように膨らんでいた仕事直後の充実した気持ちが、一気にしぼんでいったのです。

 

ちょっと待ってよ、あんなにご機嫌さんで仕事を終えたのに、何でこんな憂鬱な気分にならなきゃいけないの・・・

 

と、思った時に気がついたのです。

 

これ、自分で言ってる!

自分で自分の足、引っ張ってるんだ!

 
ご機嫌さんの気分なのに、なぜ自分でその気分を凹ませる?

 

そこでふと浮かんだのは‘お城’のイメージ。

 
城内には信頼している家来ばかりだと思っていたのに、足を引っ張るヤツがいる!

 
情報操作で内部から崩壊させようとしているのです。

 

‘敵’は城外にいるんじゃない!城内(自分の中)にいる!

 

 

 

 

このことに気付いたこの日は、タイミング良くコーチングを受ける日だったので、早速これをテーマに。

 

「‘敵’は城内にいたんですよ!」
 

と、得意気にMyコーチに話す私。

あたかも犯人を見つけたかのように...

 
「ホント、油断も隙もありません。
 自分の中に裏切り者がいて、
 私を凹まそうと耳元でささやいていたとは!」

 

と、ベラベラしゃべっていて、ふと思ったのです。
 

あれ?コイツは私を陥れようとしているのかしら?

 

いや・・・


むしろ、私の‘ため’に言ってきているような・・・


 
あーーー!

‘良かれ’と思ってやってるんだ!

 

責任感が強いゆえに、「そんな程度じゃ、クライアントさんは満足しない」と言って来たり、私が失敗しないように慎重になれ!とか、もう少し心配した方がいい!とか・・・

 

 

「ってことは、それって‘爺(じい)’じゃない?」

 と、Myコーチ。


そうだ・・・

‘敵’じゃない!‘爺(じい)’だ!!

子供の頃から私を見守ってくれている・・・

 

そんな時、

「『推論のはしご』って知ってる?」

とMyコーチ。


コーチ「例えば、ゴミ出しに行って、近所の奥さんに挨拶したとするでしょ。

    その時、挨拶を返してもらわなかったらナカムラさんはどう思う?」
 


私 「うーん・・・それはその方から嫌われているかも・・って思います...」

 

コーチ「でも、それは事実かどうかわからないよね?

     もしかしたら、その奥さん、何か悩みごとで頭が一杯で、
     ナカムラさんの挨拶に気づかなかったかもしれないし、
     声が聞こえなかったのかもしれないでしょ?

      
     私たちは相手の言動を自分なりに解釈し、意味づけして、
     飛躍した結論に至ることがあるの。

     それが『推論のはしご』。

      
     各人、登り方の癖があるのよ。

      ナカムラさんの場合、‘爺(じい)’が掛けたはしごにいつも登って、
     イヤな気分にさせられるってことね。」

 

確かに。。。
 

何かあったら‘爺(じい)’がはしごを持って駆け付ける。
 

「殿!このはしごに登りなされ!」

 

私をはしごに登らせて、‘爺(じい)’が見せたいものはわかっている。

有頂天になっていて、もしネガティブな結果に転じたら、その落差に私の心が折れぬ様、心の準備をさせるようなものを事前に見させたり、もっともっと奮起をさせるようなものを見せたり・・・

 
でもそのことで、かえって私の心は凹みまくるんですけど。

 

 コーチ「‘爺(じい)’は、はしごは掛けるけれど、
      そのあとに起きる感情にまでは責任を持っていないわ。

      良かれと思ってやっているのは事実だけどね。

 
      ところで、この『推論のはしご』、
      登っても降りることができるのよ」

 

 私 「えっ?どういうことですか?」
 

コーチ「さっきの話でい言うと、

     嫌われていると思ったことが本当に事実かどうかを
     考えればいいのよ。

     ‘爺(じい)’のいつもの『考え癖によるはしご』を登らされていると
      気がつけば、静かに降りることができるはずよ」

 

 

 

私としては、私のことを思ってはしごをせっせと掛けてくれる‘爺(じい)’をクビにすることはできないので、せめて盆栽かなんかに興じる時間を増やして、はしごを掛ける回数を減らしてもらいたいのですが、まずはそのはしごを私自身ではなく、心配性の‘爺(じい)’が掛けたことに気づくことが大事なのでしょうね。


「ハイハイ」と言って取りあえず登り、そして、降りる・・・か。

 

 
‘爺(じい)’というキャラクターが自分の中にいると考えると、自分の考え癖と距離が取れる気がします。

 
このブログをお読みの方の中にも、‘爺(じい)’ではないけど、はしごを持ってウロウロしているキャラがいるはず。

それに気付けば、自分自身の考え癖で振り回されることも少なくなるかもしれません・・・


 

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tomokonakamura at 17:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 心理学 | コーチング

2016年09月06日

何のためにそれをするのかを、ちゃんと説明してますか?


こんにちは!

パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。

 



今日は、いつもお世話になっているところでコーチング講座の講師をさせて頂いていた時に、思い出したことを書こうと思います。

 


 

コーチがする質問のスキルに‘チャンクアップ’、‘チャンクダウン’と言うものがあります。

 

‘チャ ンク’とは、‘かたまり’の意味なのですが、クライアントが物事を漠然と大まかに捉えすぎている場合は‘チャンクダウン’をして、より具体的に話をして いくとか、目先のことにとらわれすぎて、全体像が見えていないときは、‘チャンクアップ’をして、元々の目的に目を向けさせるとか。

 

そういう質問の時に使うスキルです。

 

 

 

ここで、参加者の一人が、

 

「これって、『3人のレンガ職人』の話と同じ様な意味ですか?」

 

と。

 

 


あぁ、確かにそうかも。


 

あの話は、レンガを積んでいる男に何をしているかと声をかけたら、嫌々そうに作業している一人目は

 

「見りゃわかるだろ。レンガを積んでいるんだよ!」

 

と答え、二人目の男は、

 

「仕事をして、金を稼いでいるんだよ!」

 

と答え、活き活きと仕事をしている三人目の男は、

 

「大聖堂を作っているんですよ!」

 

と答える話です。

 

 モチベーションに関する話として良く引用されるのですが、そういえばそうですね。

 

三人目の男は、ちゃんと目線がチャンクアップされているからこそ、今のレンガ積みの仕事の意味・意義がわかり、活き活きと仕事ができるわけですから。

 

 

 

 そこで思い出したのです、私がかつて、ブラック企業に勤めていた時のことを。

 


そこは大変な会社で、中途採用で大量に人材を採っては、1か月経つと半数近くが辞めていってしまうような会社。

 

なのでまた大量に採用する・・・、その繰り返し。

 

 

私がそこに入った時も、事務の前任者全員(3,4人)が半月後に一斉に辞めるとかで、入ってすぐに引き継ぎをさせられました。


もちろん入る前には、事務員が全員退職するために後任者を募集しているなど聞かされていませんでしたし、入ってからもどんどん同期が辞めていくのを見ながら、不安にかられていました。

 

そして1か月もたたないうちに私の後に新人が入ってきて、その子たちに仕事を教えていくと言ったとんでもない会社でしたが。

 

 

で、ブラックな中小企業にありがちな、「どこの部署に行っても、何でもできるように社員を教育する」をモットーに、新人は研修と言うことで、私(商品の在庫管理部門)と同期の経理の子のところに2週間ずつ回って研修を受けていたのです。

 

 

2人の新人のうち1人は結構頭の切れる子で、彼女が言った言葉をこの講座の時に思い出しました。

 

「ナカムラさんの説明は、

 どういう目的でこの作業をするのかを言ってくれるので

 仕事がしやすいです」

 

 

きっと、私の同期の経理の子は、「これやって、あれやって」と、ただ作業を振るだけだったのだと思います。

 

でもそれって、レンガ職人の話だと、一人目の男と一緒。

 

何のためにそれをやっているのかわからなかったら、ただ、言われたとおりにやるしかないですよね。

 

 


 

今、企業の管理職から聞くのは、「イマドキの子は、考えて仕事をしない」と言う言葉。

 

私もそうなんだろうな・・と思いつつ、もしかしたら、その原因を作っているのは、教えている上司の方なのかも、って思ったのです。

 

 

仕事を振るにしても何にしても、ただ「やっておけ」では視野が狭すぎます。

 

結果、目先の言われたことしかできないのではないでしょうか。

 

でも、その仕事の目的とか、何のためにこの作業をするのかを説明した上で仕事をさせれば、全然違う心持ちで仕事をすることになりませんか?

 

「あぁ、そういう目的だったら、

 こういう風に工夫して資料を作成した方がいいかな?」

 

とか、

 

「早めに仕上げた方がいいよな」

 

とか。

 

考えて仕事をこなすことができると思うのです。

 

 

 

 

考えて仕事をしてもらうためには、その部下の中に引き出す‘知識’がなければいけません。


と、言うことは、そもそも‘知識’がない段階の人には、コーチングで引き出すことはできないのです。


コーチングは、その‘知識’を持たない人にはティーチングから始めると言うことも含めてのサポートです。

 

 

仕事の目的まで説明するのは面倒くさいかもしれませんが、これも将来、‘考えて仕事をする部下’を育てるためには大事なこと。

 



部下のレベルを見極めて、今はティーチングか、それともコーチングで自ら考えさせるのか。

そこをきちんとわかって、対応する必要が上司にはあるようです。




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