2015年10月30日
問題だと思っているのは、周りの人であって、当の本人には全く違和感のないことでは?
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
ここのところ、認知症になった声優・大山のぶ代さんの夫・砂川啓介氏が、介護日記を発表されたと言うことが話題になっています。
テレビでも取り上げられているので、私も何度か関連番組を目にすることがあったのですが、その中で、印象的だった話がありました。
砂川氏が、一緒に見ていたテレビでドラえもんをやっていたので、「ドラえもんだよ」と大山のぶ代さんに声をかけたのに、何の反応もなかった、と。
自分がドラえもんの声をやっていたことすら忘れてしまったのか・・・
砂川氏のショックはいかばかりだろうと思いつつも、この話からふと思ったことがあったのです。
認知症の人って、その周りの人にとっては、記憶をなくしていく人、問題がある人かもしれないけれど、その本人にとっては、別になんてことはないのではないだろうか?と。
だって、人はそれぞれ見ている世界が違うのだから。
よく聞くのは、認知症の人であったり、統合失調症の人は幻覚を見る、と。
あと、飛躍するかもしれませんが、霊というものが見える人も世の中にはいるわけで。
これも、その人の‘世界’では見えるのでしょう。
要は、‘自分が作り出している世界で、自分が生きているのであればそれもアリなのかも’、って思ったのです。
問題だと思っているのは、周りの人であって、当の本人には全く違和感のないことでは?
たとえ、大山のぶ代さんがドラえもんを忘れたとしても、本人の今見えている世界では別になんてことはないのかもしれません。
右往左往しているのは、世の中にいる人全てが同じものを見ていて、同じ様に感じるはずだと思っている周りの人なのでは?
そう思うと、「なぜこんなミスをやったにも関わらず、ケロッとしているのだ!」と、部下の態度にイライラしていた人も、少しは(ケロッとしていることに対して)理解できるのではないでしょうか・・・(ミスを犯したことがいいか悪いかは別として、です。笑)
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