心理学

2014年09月28日

専門職は、どうマネジメントしていったらいいか?


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昔、薬剤師の仕事をしていた私は、かつて一緒に仕事をしたことがあり、現在某薬局経営の副社長的な存在の友人に話をしたことがあります。


顧客(患者)満足度を高めるためにコミュニケーション研修とかやってみない?と。

しかし、

「ダメダメ。薬剤師は自分のことしか考えてないの。

 会社への帰属意識が低いから、
 顧客満足度を上げて会社に貢献しようなんて思わないわよ」

と。


確かに・・・

薬剤師は「一人親方」みたいなもんだから、その薬局が嫌だったら、辞めて次へ行けば働けるし・・と、あくまでも「自分」だものね。

そう理解した私でした。



それから数年。

ある社会心理学の准教授のセミナーを聞いて、この薬剤師の「一人親方」ぶりはこういうことなのか!と理解できたのでご紹介しようと思います。


聞きに行ったセミナーは「専門職のマネジメント」。

しかも事例として、調剤薬局の薬剤師についてお話されると言うことで、興味を持ったわけなんですが。


ここで聞いたところによると、専門職と言われる人には「役割コンフリクト」と言うものが現れるそうです。

この「役割コンフリクト」とは何かというと、個人が果たす複数の役割に関して生じる葛藤のことで、例えば校長と言う立場の方は、教員組織(職員会議)の一員であるとともに、経営組織(理事会)の一員でもあるために、両組織の要求が矛盾・対立する場合に役割葛藤に陥る、と。

なるほど。


薬剤師の場合で考えると、薬剤のプロフェッショナルの役割と、組織(薬局)の一員と言う役割を担うことになり、これが葛藤を起こす元となるわけです。



で、普通の組織人だと、個人の貢献に関して組織(仕事)が報酬(金銭等の外発的モチベーションであったり、やりがい等の内発的モチベーションであったり)を与えるというところで需要供給が成り立っています。

しかし、専門職に関しては、その単純なやりとりではないということ。

と言うのも、専門職は‘組織’と‘仕事’を分けて考えている、と。

内発的モチベーションは、仕事をやり遂げるという方に向かい、こちらで得ます。

外発的モチベーションは、組織に貢献するという形で得ます。


実は外発的モチベーションは内発的モチベーションより低い(と一般的には言われている)ので、組織に最大限貢献ことはなく、仕事そのものの方に、より貢献するというのです。


これ、本当によくわかります。

何のために仕事をするのかと言うと、組織のためと言うよりは、自分の専門職としてのレベルアップであると私が薬剤師の仕事をしていた時もそうだったし、たぶんほとんどの薬剤師もそう思っているはずです。


そうであるならば、組織としてはどうマネジメントをしていったらいいのでしょう?



そこが一番知りたかったところなのですが、結局時間切れで、詳しい話が聞けなかったのが残念でした。


しかし、今回このセミナーを聞いて、私なりに専門職のマネジメントを考えるとするならば、こんな薬剤師でも組織コミットメント(組織への帰属意識)が高まっていると、仕事より組織に対して重要な貢献をするということが言えるようなので、専門職が持っている自分の仕事に対するこだわりを理解した上で、「この組織にいたい!」と思わせるような魅力が組織側にあるといいのでは?と。





専門職を雇用している方、周りに専門職がいらっしゃる職場の方、今回のこのブログが何かヒントになったのなら幸いです。。。



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tomokonakamura at 14:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月19日

更に心の距離を縮めるには・・・

   
   こんにちは!

   パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。



「相手に好かれたければ、何でも良いから頼むのがよい」と言うことを昨日のブログに書きました。

今日はその補足です。


補足とは何かと言うと、‘ここにはもう一つのテクニックがある’と言うものです。


それは相手に頼んで何かをやってもらった時に、

お返しはすぐにはしない方がいい

と言うこと。



「え~~~!そんなことしたら、かえって嫌われるのでは?!」

そう思うでしょ?

私もそう思っていたんですよ。

だから、今まで人に何かをしていただいたら、お返しをすぐにしなければ・・と思い、結構しんどい思いもしました。

気を使うので、もう何にもしないでおいてくれ!とすら思っていたことも。

でも、心理学的に言うとお返しはすぐにはしない!あえて‘借り’を作っておく方が良いのだそうです。

なぜなら、頼む方は心苦しく、相手へ負い目を持つことになります。

で、頼まれる方はどうかと言うと、負担はありますが、相手に貸しを作れるし、いざという時助けて貰えると思える利点や心地よい気持ちになるから、らしいのです。


そう言えばそうですねぇ・・・

私自身、人に何かをされたら「早く借りを返さなければ!」と思うのですが、反対に何かをしてあげた時に、すぐにお返しをされると少しさびしい気持ちがするのです。

「これで帳消しだからね!」

と、言われているみたいで・・・(って、私もやっていたんですけど^^;)



と言うことで、

上手に尽くして貰うことは好きになって貰えること」


ちょっと試してみてはいかがでしょう?



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2014年09月18日

困っていることを解決してあげると、心の距離が縮まる?

   こんにちは!

   パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。



先日、とあるランチ会に参加しました。

7,8人の少人数のランチ会だったのですが、主催してくれた方がなかなか面白いことをその場でやって下さったのでご紹介したいと思います。


普通ランチ会って、名刺交換して、ご飯食べて・・だと思います。(って、参加したことはないんですが^^;)

余程のインパクトがあったり、何度もその会に参加して顔を合わせない限り、参加者同士がすぐに仲良くなるなんてことはそんなにないでしょうね。


このランチ会では主催の方が面白いカードを持って来られました。

名刺大の大きさのカードなんですが、そこには色々な質問が書かれているのです。

例えば「夢は何ですか?」とか「最近あったいいことは?」とか。

その質問について各人が自分のカードに書き込み、それをネタに自己紹介するわけです。


で、この時、これはなかなかいいなぁ・・と思った質問が、

「今、困っていることは何ですか?」



初対面がほとんどなので、そんなに深い困りごとなどは言えません。

でも、ちょっと解決したいんだけれど・・・と言う様なものだったりすると、そこに参加している方が「それなら私が解決できます」と言うことができたり、「知人でそれに関して解決できそうな人がいますよ」と言うこともできたりするわけです。


これがなぜ凄いかと言うと、ただ単に名刺交換して、世間話をするだけでは、相互の心の距離感と言うものはなかなか縮まりません。

でも、何か困っていることに対して助けると言うことになれば、その後積極的に連絡も取り合うことに発展するでしょうし、解決して貰った方は相手に対して有難い気持ちが生れるわけです。

そして有り難いことをしてくれた人に対して好意が増すのです。


反対に解決してあげた方はどうかと言うと、何かをしてあげると言うことは、相手に好意を持つことに繋がるので、これまた好意が増すわけです。


心理学では「相手に好かれたければ、何でも良いから頼むのがよい」と言われています。

普通、人は‘(相手を)好きだから尽くす’わけです。

それによって好きになって貰いたいと言う‘返報性の期待’があるからなのですが、実は‘尽くすから好きになる’と言うこともあるそうなんですよね。

なぜなら、尽くす方、すなわち、してあげる方は、相手のことをそもそも嫌いだったら、お願いされてもしない、と思っているから。

だから、何かしてあげると言うことは、自分はこの人のことを好いている(嫌いではない)と、すればするほど今度は自分の方から相手に好意を持つ様になるということらしいのです。


初対面でもお互いに相手のためになることをやってあげることによって、早急に仲良くなれるわけだから、この「困っていることを発表する」と言うのは心理学的にも非常に素晴らしいやり方だと言えます。



異業種交流会など、何か催そうと思っている方、せっかく引き合わせるのなら、参加者同士が早くいい関係になって欲しいと思いませんか?

そんな時にはこれ、使えると思います。

ぜひ試してみて下さい^^



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