山田方谷
2018年11月30日
人は誰しも自分の内なるものを外に見る
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
面白い話を聞いたのでシェアしたいと思います。
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致知出版の「運命をひらく山田方谷の言葉50」から。
(江戸時代後期、備中松山藩で藩政改革を行った藩の重役の言葉を解説した本だそうです)
「木曽谷の深いところに一つの村があり、その村の人は誰も鏡を見たことがありません。
ある人が大きな鏡を持っていき、一軒一軒の主人にこれを見せることにしました。
一軒目の主人である老人はたいへん兄弟仲良く真面目。
しかし近頃その兄がなくなったばかり。
その老人は鏡を見るなり亡くなった兄が現れたと思い鏡を抱えて大声で泣き、ずっと睦まじく語り続けました。
二軒目の主人は兄弟仲が悪く久しく会っていないようでした。
その主人も鏡に映る姿を見て仲の悪い弟が来たと思い、怒り狂って矛を持って立ち向かいました。
映った姿にますます怒りは増して力を込めて一撃。
鏡はたちまち粉々に砕け散った。
どちらも鏡に映っているのは己の姿。
どのようなものが映っているか、どのように見えているのか。
自分自身を反省して、しっかり磨いていくように。」
この山田方谷の話に解説が加えられています。
「人は誰しも自分の内なるものを外に見る。
つまみ食いをした人は味見をしている人を見てもあの人はつまみ食いをしていると言う。
さぼった経験のある人が、仕事を終えいと一息ついている人を見てさぼってのんびりしていると言う。
心のありようを映し出す鏡が自分の周りにいくらでもある。
相手の欠点が気になって仕方がないという時、それに似たものが自分の中にも潜んでいる。
自分になければ相手の中にそれは見えない。
ないものは映らない。
美しいものは自分の心の中の美しさを引き出してくれ心を磨いてくれます。
日々の日常の中に自分を磨いてくれるものが山ほどあるはず。
全てのことは、自分自身を映す心や体の姿かもしれない。」
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思い当たること、ありますよね・・・
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tomokonakamura at 13:46|Permalink│Comments(0)│