批判
2018年02月10日
上司への質問は、「‘当たり’をつけたクローズドクエスチョン」が効果的
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
先日受けたアサーティブの研修で、面白い気づきがあったのでシェアしたいと思います。
この時のテーマは、「批判に対してアサーティブに対応する」と言ったもの。
事例は、上司に作成した資料を提出するものの、「こんなの全然ダメ!」と強く突き返される部下が、どうアサーティブに対応するか。。。
何度もそういう目に遭ってしまうと、オドオドしてしまうか、もしくは逆切れするか。
でも、責められて終わるでもなく、かといって、ブチ切れるわけでもなく、いいコミュニケーションを取っていきたいもの。
ロールプレイをしていて気づいたのは、上司に対する質問の仕方。
質問には大きく分けてクローズドクエスチョンと言われるものと、オープンクエスチョンと言われるものがあります。
クローズドクエスチョンとは「イエス」「ノー」で答えられる質問で、オープンクエスチョンとは5W1Hの質問で、出てくる答えが様々であるもの。
コーチングをしていると、オープンクエスチョンでクライアントさんの考えを引き出すようにするのですが、上司に対しては、敢えてクローズドクエスチョンの方がいいということに気づいたのです。
「こんなの全然ダメ!」
とダメ出しを受けて、すごすごと「すみません・・」とその場を去るのは最悪。
きちんと何がダメかを理解し、作り直しをしなければ、資料は改善されないわけで。
その時に言いがちなのが、
「どこが悪いんでしょうか?」
と言うオープンクエスチョン。
上司の中から答えを引き出そうとするのはNGです。
そりゃぁ上司もムッとして、「そんなの自分で考えろ!」と、言うでしょう。
そうではなく、クローズドクエスチョンを使う方がいいと言うこと。
「ここを改善しなきゃいけないのかな~」と言う‘当たり’をつけて上申する。
ここで重要なのは、単に改善点を予測して言うだけではなく、その資料を作った時に気をつけたところも言うこと。
「私としてはこの部分を強調したかったのですが、
フォントの大きさがマズイのでしょうか?
それとも文章が長すぎるんでしょうか?」
と言うような感じ。
‘当たり’が当たっていれば「そうだ」とイエスを貰えるし、ノーの場合であったらそこから上司の考えがポロリと出ることもあるし、出ないとしても、‘当たり’をつけたところが問題ではないということはわかります。
上司は部下から答えを引き出されたくはない。
これだと思うのですよね。
先日書いたブログもそう。
何も考えずに「どうしたらいいですか?」ではダメで、「こうした方がいいのではないかと思います」と言う‘当たり’をつけた意見を上司は聞きたいのでしょう。
まぁ、状況にもよるでしょうが、基本、上司には‘当たり’をつけたクローズドクエスチョンで。
本当のところを言うと上司には「(他人は分かりやすく)言わなければわからない」と言うことを知った上で、敢えて本人の考える力を引き出す関わりをしていただきたいもの。
上司の自分が今これを言ってしまうのは簡単だけど、自分で考えて欲しいと思って資料を突き返すのならいいけれど、単に「アホか!」とか「何を答えを求めてるのだ!」の感情的な理由で突き返すのは止めていただきたいものです。。。

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tomokonakamura at 08:00|Permalink│Comments(0)│