推論のはしご

2016年11月01日

‘言葉’って、情報が‘折りたたまれている’?


こんにちは!

パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。


 
先日行ったMyコーチとのセッションでのこと。
 
 
いつものように、メタファー(例え話)が飛び交う中(Myコーチも私も相当な‘メタファー遣い’なもので^^;)、
 
「やっぱり、メタファーはわかりやすいですね」
 
と、私。
 

そうすると、
 
「言葉だけのやり取りよりも、情報量が多いと思うのよね」
 
と、Myコーチ。
 
 
 
あ、確かに。
 
言葉だけだとピンとこないことも、メタファーで言って貰えると頭の中に具体的な映像が浮かび、腑に落ちると言うか・・・
 
 
前に書いた「推論のはしご」も、コーチ業をしていると、何度もお目にかかっている話なのですが、あの例え話でやっと自分の中で理解が深まり、実践に繋げることができたわけですから。

 
そこで思ったのが、「‘言葉’って、情報が折りたたまれている気がする」ということ。
 
 
例えば「真摯」と言う言葉。
 
一言で、「真摯に向き合いなさい」と言われるより、「相手に対してまじめに、ひたむきな気持ちで関わりなさい」と言われた方がわかりやすいし、それを何かメタファーで言って貰うと、もっと理解しやすい気がするのです。(今はそのメタファーが思い浮かびませんけど)
 
 
 
 
「‘フリーズドライ’とも言えるかもね。
 
 ギュッと固められていて、お湯を注ぐと分解する。
 
 
 あと、‘体験談’も情報量が多い気がするわ」
 

と、コーチ。
 
 
 
あぁ、そうだな・・。
 
‘体験談’も理解が深まるので、私なんかも研修やセミナーではなるべく体験談を話すようにはしています。
 
 
ただ、‘メタファー’とか‘体験談’が絶対いいとも限りません。
 
なんとなくだけれど、言葉で伝えるより、もわ~っとファジーな感じがしませんか?
 
 
あと、‘メタファー’で伝えてもピンとこない人もいることは確かです。
 
そういう人はきちんと‘言葉’で言われた方がわかるようで、クライアントさんでそう言う人がいると、私なんかはとっても苦戦しちゃうんですが。
 
 
 
要は相手によって使い分けをしなければいけないってこと。
 
難しい言葉を並べたてると、伝える側としては賢そうに見えていいのだけれど、聞き手によっては伝わる情報量が少なくなってしまうのです。
 
もし、目の前の部下がポカンとしているようなら、伝える側が言葉の折りたたまれた部分を分解して話してあげる方が伝わりやすいかもしれないですよね。。。

 


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2016年09月29日

`敵’は自分の中にいる? ~推論のはしご~


こんにちは!

パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。




コーチもコーチをつけるのですが、Myコーチと行ったセッションでのことを今回は書こうと思います。



先日、ある仕事をさせていただきました。

私的には、まぁまぁ上手く出来たと手応えを感じた仕事だったのですが、時間が経つにつれ、


「いや、あそこはマズかったんじゃない?」

「クライアントさん、最後は笑顔でお見送りしてくれなかったよね・・」

「あれって、もしかしたらこういうことでは・・?」

 
と、ネガティブなセリフが頭の中に浮かんできて、風船のように膨らんでいた仕事直後の充実した気持ちが、一気にしぼんでいったのです。

 

ちょっと待ってよ、あんなにご機嫌さんで仕事を終えたのに、何でこんな憂鬱な気分にならなきゃいけないの・・・

 

と、思った時に気がついたのです。

 

これ、自分で言ってる!

自分で自分の足、引っ張ってるんだ!

 
ご機嫌さんの気分なのに、なぜ自分でその気分を凹ませる?

 

そこでふと浮かんだのは‘お城’のイメージ。

 
城内には信頼している家来ばかりだと思っていたのに、足を引っ張るヤツがいる!

 
情報操作で内部から崩壊させようとしているのです。

 

‘敵’は城外にいるんじゃない!城内(自分の中)にいる!

 

 

 

 

このことに気付いたこの日は、タイミング良くコーチングを受ける日だったので、早速これをテーマに。

 

「‘敵’は城内にいたんですよ!」
 

と、得意気にMyコーチに話す私。

あたかも犯人を見つけたかのように...

 
「ホント、油断も隙もありません。
 自分の中に裏切り者がいて、
 私を凹まそうと耳元でささやいていたとは!」

 

と、ベラベラしゃべっていて、ふと思ったのです。
 

あれ?コイツは私を陥れようとしているのかしら?

 

いや・・・


むしろ、私の‘ため’に言ってきているような・・・


 
あーーー!

‘良かれ’と思ってやってるんだ!

 

責任感が強いゆえに、「そんな程度じゃ、クライアントさんは満足しない」と言って来たり、私が失敗しないように慎重になれ!とか、もう少し心配した方がいい!とか・・・

 

 

「ってことは、それって‘爺(じい)’じゃない?」

 と、Myコーチ。


そうだ・・・

‘敵’じゃない!‘爺(じい)’だ!!

子供の頃から私を見守ってくれている・・・

 

そんな時、

「『推論のはしご』って知ってる?」

とMyコーチ。


コーチ「例えば、ゴミ出しに行って、近所の奥さんに挨拶したとするでしょ。

    その時、挨拶を返してもらわなかったらナカムラさんはどう思う?」
 


私 「うーん・・・それはその方から嫌われているかも・・って思います...」

 

コーチ「でも、それは事実かどうかわからないよね?

     もしかしたら、その奥さん、何か悩みごとで頭が一杯で、
     ナカムラさんの挨拶に気づかなかったかもしれないし、
     声が聞こえなかったのかもしれないでしょ?

      
     私たちは相手の言動を自分なりに解釈し、意味づけして、
     飛躍した結論に至ることがあるの。

     それが『推論のはしご』。

      
     各人、登り方の癖があるのよ。

      ナカムラさんの場合、‘爺(じい)’が掛けたはしごにいつも登って、
     イヤな気分にさせられるってことね。」

 

確かに。。。
 

何かあったら‘爺(じい)’がはしごを持って駆け付ける。
 

「殿!このはしごに登りなされ!」

 

私をはしごに登らせて、‘爺(じい)’が見せたいものはわかっている。

有頂天になっていて、もしネガティブな結果に転じたら、その落差に私の心が折れぬ様、心の準備をさせるようなものを事前に見させたり、もっともっと奮起をさせるようなものを見せたり・・・

 
でもそのことで、かえって私の心は凹みまくるんですけど。

 

 コーチ「‘爺(じい)’は、はしごは掛けるけれど、
      そのあとに起きる感情にまでは責任を持っていないわ。

      良かれと思ってやっているのは事実だけどね。

 
      ところで、この『推論のはしご』、
      登っても降りることができるのよ」

 

 私 「えっ?どういうことですか?」
 

コーチ「さっきの話でい言うと、

     嫌われていると思ったことが本当に事実かどうかを
     考えればいいのよ。

     ‘爺(じい)’のいつもの『考え癖によるはしご』を登らされていると
      気がつけば、静かに降りることができるはずよ」

 

 

 

私としては、私のことを思ってはしごをせっせと掛けてくれる‘爺(じい)’をクビにすることはできないので、せめて盆栽かなんかに興じる時間を増やして、はしごを掛ける回数を減らしてもらいたいのですが、まずはそのはしごを私自身ではなく、心配性の‘爺(じい)’が掛けたことに気づくことが大事なのでしょうね。


「ハイハイ」と言って取りあえず登り、そして、降りる・・・か。

 

 
‘爺(じい)’というキャラクターが自分の中にいると考えると、自分の考え癖と距離が取れる気がします。

 
このブログをお読みの方の中にも、‘爺(じい)’ではないけど、はしごを持ってウロウロしているキャラがいるはず。

それに気付けば、自分自身の考え癖で振り回されることも少なくなるかもしれません・・・


 

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