2015年06月
2015年06月24日
「直感的思考」と「論理的思考」
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
ずいぶん久しぶりの更新です。(スミマセン^^;)
今日は、‘独身管理職’には関係ないのですが、お子さんをお持ちのママさん管理職の方も読者にいらっしゃると思うので、その方々のお役に立ちそうなことを書きたいと思います。
先日、京都のマンガミュージアムに行って、「ドラゴン桜」を読んできました。
東大を目指すお勉強(?)マンガなんですが、御存知ですか?
結局、全21巻のうち、半分までしか読めなかったんですが、もちろんコーチングのことも書いてあったりして、中身はコーチとしてはとても興味深く・・。
その中でも面白いと思ったのが「直感的思考」と「論理的思考」の話。
東大受験に頑張っている男子高校生が、かつて小学校受験に失敗し、挫折感を味わった経緯があるというところでの母親の言葉。
「上の二人の兄達は、優秀だったのに・・」
・・・実際に同じセリフだったかどうかは覚えていないのですが、こんな感じのことを言っていたと思います。
そこで主人公の担任・桜木が「(受験失敗をした)息子さんは早生まれではないですか?」と。
母親は、「ええ」。
その時出てきたのが「直感的思考」と「論理的思考」と言う言葉。
子どもと言うのは、一般的に7~11歳くらいの間に直感的思考から論理的思考に移っていくと考えられているそうです。
これは、物事を直感的に考える時期から論理的に物事を考える時期にあたるのですが、小学校受験では論理的思考が問われるのに、早生まれであると、まだ直感的思考しかできない段階である可能性が高く、そこで失敗し、親に怒られるということでショックを感じたり、挫折感を味わったり・・と言うことがあるらしいのです。
マンガの中では以下の二つの例えで、「直感的思考」と「論理的思考」の違いを説明していました。
1.同数のおはじきを二列並べた場合、
感覚をあけずに並べたAなら上も下も同じ数と答えられるのだが、
二列目を感覚をあけて並べたBになると、
直感的思考の子どもは上と下が同数であると認識ができない
A ●●●●●●
●●●●●●
B ●●●●●●
● ● ● ● ● ●
2.同じコップに同量の水を入れたのち、
その片方の水を細長いコップに入れ直すと、
見た目は細長いコップの方が水面位置が高くなるので、
中身の水の量が同じであると直感的思考の子どもは認識できない
確か、このようなことが書かれていたと思います。
そこで私が思い出したのは、かつて薬剤師をしていた時の同僚の、小学校受験失敗の話。
彼女は3月生まれの早生まれ。
で、お受験で、‘うさぎが、魚が泳いでいる池で釣りをしている絵’が書いてあって、
「さかなをつっているのはなんでしょう?」
と言う問いがあったそうなんです。
そこで彼女、
「つりざお!」
と答えて、お母さんにこっぴどく叱られたそうな(笑)。
その話を聞いた時は、「いやぁ~、間違いじゃないもんね。感性豊か~」って二人で大笑いしたのですが、これってきっと彼女が直感的思考段階だったからなんじゃぁないかなって思うのです。
(一応、彼女の名誉のためにいっておきますが、彼女は今は優秀な薬剤師としてバリバリ働いています)
でも、きっとこんな風に、オトナでは考えられない思考をしてるんでしょうね、子どもって。
と言うことで、小学校に上がる前後ぐらいのお子さんをお持ちのお母さん、お子さんが多少トンチンカンなことを言っていても、それは直感的思考段階なので、許してあげてくださいね・・・
と言うことで、小学校に上がる前後ぐらいのお子さんをお持ちのお母さん、お子さんが多少トンチンカンなことを言っていても、それは直感的思考段階なので、許してあげてくださいね・・・
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2015年06月17日
今、決断しても、先延ばしにしても、かかる総エネルギーは一緒
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
先日、コーチングセッションをしたクライアントさんがこんなことを言われました。
「この間ネットで、‘先延ばし’って言葉が出てきて、
妙に引っかかっているんですよね~」
あれ?
それって、この前書いたブログを見たのかしら?
・・・と思ったんですが、私のブログを見たわけじゃぁないそうです。
でも、見てないなら、見てないで、その言葉に引っかかったって言うのも、ゾーッとする偶然だと思ったり。
で、その後、そのことについて話が盛り上がり、面白い気づきがあったので、ご紹介しようと思います。
(以下、クライアントさんの了解を得て書いてます)
まず、先延ばしすることには、以下の二種類は少なくともありますよね~って話になりました。
1.何か決断しないといけないこと
2.‘作業’をしないといけないこと
この間の話で言うと、私の場合、2.は結構サクサク進めることができるのですが、1.がなかなかできなくて、決断を先延ばしにし、未完了になるって感じです。
ここでクライアントさんが、
「決断しなければいけないことを先延ばしにしていると、
結局、『もうどうでもいいか』って心境になって、
決断できるようになるってこともあるけどね」
と。
決断できないということは、何かと何かの間で‘葛藤’をしていることになります。
そんな葛藤の渦の中に長々と入っていることで、何かしらの作用があるんじゃないかということです。
そこで、思いつきました!
決断に伴うエネルギー!
なぜ決断を先延ばしにするのかと言うと、その決断を下すのに物凄いエネルギーが必要で、しんどいからだと思うのです。
決断するために色んなことを調べなければいけなかったり、その決断をした後の状態がより良いものになるのかどうかを考えたり・・・
だから、そのしんどさに耐えられないので、私なんかは、「ちょっと、保留」と言って、置いておくわけです。
でも、置いておいたからと言って、完全に私の思考の中からなくなるわけではなく、常に頭の片隅に「あれ、どうしよう・・・」って言う感じで存在するんですよね。
ずーっと、ずーっと気になったまま存在しているということは、決断するほどの大きいエネルギーは使っていないけれど、時間がかかっている分、結局総量は即決するのと同じじゃないのか?ってこと。
なぜなら、もし、今すぐに決断しようとするならば、とてもストレスがかかることで、大きなエネルギーが必要になると思うのです。
でも、この大きなエネルギーも短い時間で済めば、後は引きずらない。
次の何か決断しなければいけないことが出てきても、過去の決断案件は残っていないわけだから、新しいものだけに注力できる。
私みたいに、だらだらと先延ばししていると、いくつもいくつも未完了な決断案件が残っていて、一つ一つはそんなに今この時(先延ばしにしている時)は大きなエネルギーを持っている‘気がかり事’ではないにせよ、いくつもの葛藤のエネルギーを抱えているもんだから、しんどくなってしまうんじゃないでしょうか。
そう、決断を先延ばしにしても、今決断しても、かかる総エネルギーは一緒!
そして、他の案件がなければいいけれど、たくさんの先延ばし案件があったりすると、自分で自分の首を真綿で絞めるのと同じになるんだと思います。
要は、何でもかんでも今すぐ決断しなくてもいいけれど、先延ばしばっかりしていると、ツケは必ずやってくる、と。
いつ決断しても、結局かかるエネルギーは一緒なので、先延ばしはほどほどにしておいた方がいいってことだと思います・・・
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2015年06月10日
決断できないと、パフォーマンスが落ちる?!
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
自身のパフォーマンス(性能)を下げるものに、‘未完了’と言うものがあります。
‘未完了’とは、やろうと思ってやれていないこと。
「はい、終わり!」と区切りがついていないので、いつまでも心のどこかでモヤモヤ気になっているようなもの・・・
例えば、出かける前に玄関の蛍光灯がチカチカ点滅していたとします。
「替え、買って帰ろう」
と思って家を出たけど、忘れて家に帰ってしまう様な時。
玄関の電気を点けて「あっ!シマッタ!!」ってなるけれど、「ま、また明日・・」と。
でもその翌日も忘れて、これが永遠に続いてしまうようなこと。
大したことではなさそうなのですが、こう言う‘未完了’が何十、何百とあったらどうだと思います?
「なんか、やらなきゃいけないことが色々とあったはず・・・なんだったっけ?」
と、本来、目線を前に向けて行かなければいけないところを、心のモヤモヤの方に意識が向かってしまうって感じでしょうか。
だからパフォーマンスが下がるのです。
私はコーチなので、この辺のことは良くわかっています。
なので、常に未完了を完了していくべく、やるべきことをせっせと書き出し、せっせとこなしていっています。
なので、常に未完了を完了していくべく、やるべきことをせっせと書き出し、せっせとこなしていっています。
だから、未完了はほとんどないと思っていたのだけれど・・・
実は決定的なことに気づいてしまったのです、今更ながら!!
未完了って、大きい物もあれば、小さい物もあります。
例えて言うならば、‘心の入れ物’の中に、石が入っているのを想像してみて下さい。
石には大きさがありますよね?
かなり大きめのものから、中ぐらいのもの、小さいものまで。
それらが心の中に入っているのだけど、私が完了していってるのは小さい石ばっかり。
簡単にこなせるから、小さいものはどんどん片付けられるのですが、空き容積はそんなに増えません。
勿論やらないよりはやった方がいいのですが、大きいものも片付けていかないと、いつまでたっても心の‘空き’が増えないのです。
そして私の場合、その完了しにくい大きな石って何なのかがわかってしまいました。
それは、「決断できないこと」。
緊急を要するものではない、でも重要で、決断するのに多少面倒くささを感じる様なもの。
また、それを進めていくことで、今の生活の流れが変わるのでは・・と思われるもの。
人間って、今の状態に留まることが楽ですからね。
で、私に関していうと、
■お金がかかること
■今後の人間関係に関わること
などが決断しにくいことに当たったりします。
結局そのことを色々と考え過ぎて、結論が出せず、
「もう少し時間を置いてみるか・・・」
と放置することがあったりするのです。
そう言うのが溜まりに溜まって、今私の首を締めあげています。
決断の先送りで、結局、水路の出口が詰まってしまって、水が流れ出ない!って感じでしょうか。
そうか~(汗)
と言うことで、ここのところいくつか大きめの未完了を強引に決断して、水がスムーズに流れていくようにしているところなのですが。
決断しても、いつまでも「あの決定で良かったのだろうか・・」とウジウジ悩むこともあるけれど、取りあえずこの案件について「どうしよう、どうしよう・・」と何カ月も引きずらないことも確かですね。
まぁ、何でも決断できると思っていた私が、こんなに決断できない人間だったのだと気づいたのも一つの収穫かな?とも思いますが。
(お店に入って何を食べようか?とかは、簡単に決断できるのだけれど、損得勘定が働くときとか、人間関係が絡む時とかは、決断しにくくなるのがわかったのです)
皆さんの中にも決断できにくい人っているのでは?
いえいえ、仕事では決断できても、プライベートな案件は決断できず、後回し・・と言う人もいるかと思います。
いえいえ、仕事では決断できても、プライベートな案件は決断できず、後回し・・と言う人もいるかと思います。
でもそれは、紛れもなくあなたのパフォーマンスを下げるもの。
何について決断できているのか、できていないのかをはっきりさせて、どうすれば決断できないものができるようになるか、考えてみた方がいいかと思います・・
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2015年06月04日
部下や、チームメンバーに自分の伝えたいことが伝わらないのは、‘本当に伝えたいこと’と‘言葉’が一致していないから
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
部下や、チームメンバーに何かを伝えた時に、「伝わってないなぁ~」って感じることはありませんか?
「何なの、この子・・・!」
と、あなたは思うかもしれませんが、原因は目の前の‘この子’ではなく‘アナタ自身’にあるのかもしれません。
と言うのも、伝わる様な伝え方をしていない可能性があると言うことです。
そこで今日はそこのところをお話しようと思います。
コミュニケーションには言語的なものと非言語的なものとがあるのですが、実は言語より非言語の方が重要だったりします。
ほら、「メラビアンの法則」って聞いたことありませんか?
話者が聴衆に与えるインパクトには、3つの要素があり、それぞれの影響力を具体的な数値で表した法則。
視覚からの情報が55%、聴覚からは38%、実際の話の中身は7%・・・というものです。
これによると、話の中身よりも言い方が大事だと言うことがわかるのですが、具体的な例で言うと、怒った表情をしている部下に、「何、怒ってるの?」と聞いたところ、「別に、怒ってなんかいません!」と、益々目を吊り上げて言われたことってありません?
さぁ、果たしてこの部下は怒っているのでしょうか?怒っていないのでしょうか?
答えは・・・
「怒っている」ですよね?どう考えても。
実は非言語(表情や視線、声のトーン等)は‘本質的’なのです。
隠そうと思っても隠せない。
だからごまかしが利かないので、コミュニケーションにおいて重要な要素なのです。
そして、言語の方はどうかと言うと、こちらは思ってないことも言えるわけですよね?
怒っていても「怒ってない」と言えたり、好きでもないのに「好き」と言えたり、悲しいと思っていても「悲しくない」と言えたり・・・
だから、部下に何かを伝えた時に「伝わってないな」と思う時は、自分の発言(言語)と言い方(非言語)が一致していないと考えられるわけです。
と言うことは、発言と言い方を一致させるだけで、相手には伝わりやすくなると言うこと。
世の中には他人の表情から心情を読みとる力が弱い人もいるけれど、だったら尚のこと、表情だけでは伝わらないのだから、伝える側が自分の気持ちと言葉を合わせるのが大事。
そうすれば‘自分の伝えたいこと(本質)を伝えられる’。
自分自身に正直になって、本質と、発する言葉を一致させるのって大事です。。。
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