2021年10月
2021年10月11日
「プリズン・サークル」
こんにちは!
パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。
日本の刑務所に初めてカメラを入れたドキュメンタリー映画「プリズン・サークル」。
見に行く機会があったので行ってみました。
昨今起きている凶悪な事件。
「モンスターだ・・」と思うこともあります。
でも、そのモンスターを生み出してしまっているのはその生育過程なのではないかと私は考えています。
生まれたときからモンスターである赤ちゃんはいないのですから。
犯罪を犯してしまう人も人間であり、それを生み育てた親も人間。
被害者の方のサポートも大事だけれど、加害者やその生育者のサポートもしていかないと、この国の体制の‘ツケ’は犯罪が増えていくという形で表れてくるはずであると私は思うのです。
この映画では「島根あさひ社会復帰促進センター」と言う刑務所での、日本で唯一導入している「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムをドキュメンタリーで伝えてくれています。
受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促すもの。
私たちは自分のことをわかっているようで結構わかっていません。
自分自身をわかることに必要な‘内省’も、できない人にはできないものです。
犯罪を犯して受刑している人の多くは、たぶん、自分の起こしたことに関しての内省等を行うすべを知らないと思われます。
そんな人を何年間か刑務所に入れるだけなのは、単に刑罰を与えるだけであって、意味がありません。
だから、再犯率も結構高いと言われるのです。
このプログラムで、受刑者たちは自分の犯した犯罪をしっかり見つめなおすこと、辛い子供の頃の体験をしっかり聴いて貰ったりすることで、被害者の気持ちを慮ることもできるようになり、自分の衝動がどう起こってしまったのか等いろいろな発見をします。
たぶん今まで蓋をしていたり、自分の心の中にアクセスする方法を知らなかったものができるようになっていくからでしょう。
それが重要。
カウンセリングやコーチングも一緒で、人に話すことで自分の心の整理や発見、アクセスの仕方を学ぶことで、‘人間的な成長’を遂げられます。
まさにそのことを行っているのがこのプログラム。
もっとこういうことを犯罪者のみならず多くの方にしていかないと、日本社会の構成員としての国民のレベルを上げていかないと、犯罪はなくならないのではないかと思うのです。
最後に字幕で出たものがショッキングでした。
日本中で犯罪を犯して受刑している人は現在何万人のいるのに、このプログラムを受けられるのは40名のみ。
そしてこのプログラムを受けている人の再入所率は受けていない人に比べて半数以下。
たぶん・・・
こういった人間的な成長が人には大事であるという価値観はいつの日か世の中に広まっていくとは思うのですが、早くしないと、広まる前に社会自体が崩壊してしまうのではと危惧します。
早く、早く‘人間的な成長’が大事であるということに世間が気づいて欲しいと思うのです・・・
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