2024年09月04日

相手に行動を変えて貰うためには・・・いかに‘心を動かす’かが大事


こんにちは!

パフォーマンスアップコーチのナカムラトモコです。



先月のことです。

某所でアサーティブコミュニケーション講座の講師をさせていただいているのですが、その時のこと。

 

ここではいくつかロールプレイを受講者の方に行ってもらうのですが、行った後に感想を聞いたところ、ある方の発言が秀逸だったのです。
 

「心から『何とかしてあげよう』と思ったら、
 自然とお互いがwin winになるような
 かかわりになりました」

と。 

 

この方は役割で言うと「相手役」。

 
家事を一切してくれない旦那さんに、アサーティブで何とか現状打破をしようとする奥さんの旦那さん役。


ワークとしては、奥さん役がアサーティブに旦那さんに交渉するということなので、奥さん役のための練習なのですが。
 

なので、今回感想を述べてくれた方は、旦那さん役として、アサーティブな交渉をされて気が変わるかどうか、家事を手伝おうという気になるかどうかがポイントになってくるわけです。

 そこで言われたのが先の言葉でした。

 

「いかに‘心が動かされる’か・・
 なんですね!」

 

 

そうそう、そうなのです!

 

アサーティブコミュニケーションには課題達成・問題解決のアサーティブコミュニケーションがあるのですが、これはいわゆるDESC法と呼ばれるスキル。

  

DESC法とは、相手に伝えたいことを

「客観的状況(D=describe)」

「気持ち(E=express)」

「提案(S=specify)」

「代案(C=choose)」        

の4つに整理する方法で、相手に伝わりやすい形にして届けることができるもの。


DESC法、本当に使えるいいスキルです。
 
ですが、これが機能するためには普段の日常会話からアサーティブになっていないとダメ。

 
自分や相手の気持ちを考え、存在を受け止め、応答し、協力し、協働しようとする姿勢と言動を常日頃から行うこと(=アサーティブコミュニケーション)で、何か問題が起きて解決しなければいけない場面(DESC法で交渉しなければいけない場面)でも、相手に対する決めつけ、無関心、正解志向による論争が起きにくくなる・・・

すなわち、自他尊重の関りの中で仕事も議論も進められるということ。

 

そのことを旦那さんの役割をすることで感じ取られたこの方。
 

また、そういった実体験を発表してくれることで他の参加者の理解もグッと深まります。

講師が口頭で説明するよりも、です。
 

 

これをお読みの皆さんにも、ぜひとも日常のアサーティブコミュニケーションを意識していただきたいものです。

スキル(DESC法)を使えば、人の行動は変えられる、と言うものではないからです...




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プロフィール

ナカムラトモコ

■ パフォーマンス アップ コーチ ■  大学の薬学部卒業後、病院、リゾートスタッフ、スポーツメーカー、薬局、医薬品原料商社等、さまざまな仕事を経験。幅広い経験から「部下を生かすも殺すも上司次第」と考えるようになりその時知った‘コーチング’に感銘を受け、この‘コーチ’を天職と活動を開始する。
大阪府出身・在住。

                       ________________
国際コーチング連盟(ICF) プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
(一財)生涯学習開発財団 認定プロフェッショナルコーチ
米国NLP協会認定 マスタープラクティショナー
日本プロフェッショナル講師協会™ 認定講師
日本メンタルヘルス協会公認 心理カウンセラー
文部科学省認定 1級色彩コーディネーター
(社)AFT認定 カラーデザイナー
薬剤師
                    

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